シルバーウイークは南アルプスの北岳へ。
日本で第二位の高さを誇る北岳(3193m)
のんびりまったり、3泊4日のゆる登山です。
芦安駐車場(あしやす)からジャンボタクシー9人乗り(1200円)に乗り込み、夜叉神峠を経由し、広河原インフォメーションへ。(バス・タクシーターミナルです)
広河原インフォメーションセンターまで約1時間ほどかかります。
広河原インフォメーションの2F
1Fはバスの切符売り場
広河原から見える北岳
吊り橋を渡ります。
広河原山荘近くの登山口からスタートです。
樹林帯を抜け、3時間足らずで白根御池小屋(しらねおいけ)に到着。
約3時間ほどで白根御池小屋に到着。
到着後、早くもテントを好きな場所に張り、山の雰囲気を楽しむことに。
連休なので混雑を想定していましたが、やはり午後を過ぎるとテン場はいっぱいになります。
昨日から睡眠不足なのでテントで早々寝ることにします。
しらねおいけ ここの池付近のテン場もいっぱいになります。
やっぱ、これがないと・・・。
2日目:早朝出発! 草スベリとよばれる急登コースを抜けると、ハイマツがきれいな紅葉をむかえており、尾根の分岐まで来れば甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳の雄姿が登りの疲れをいやしてくれます。
稜線に出れば 仙丈ケ岳(3032m)
甲斐駒ケ岳(2967m)
気持ち良い稜線です。
北岳肩ノ小屋が見えてきました。
北岳肩ノ小屋までは分岐から30分足らずで到着し、朝9時にはもうテントをバッチリ張り、ひとまず北岳頂上へ。
鐘を「カ~ン、カ~ン」 と鳴らす方も見えました。
ここにテントを張った後は、北岳頂上へ向います。
北岳頂上はにぎわってます。
天気も良く、富士山はじめ鳳凰三山・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳・間ノ岳などの百名山がまわりにずらりとならぶこの南アルプスの雄大さはすばらしいです。
肩ノ小屋へ戻ると、テントの数がかなり増えていました。(こちらは稜線より西側)
午後からはガスが出て、景色は真っ白な状態です。
こちらのテン場は稜線の東側 (ガスまるけ)
小屋で生ビール×2杯とうどんで腹ごしらえを済ませ、テントでのんびりすることに。小屋ではかなりの登山者が泊まるようです。(1枚の布団に3人だろうな・・・)
さて、翌日は北岳頂上からのご来光を拝むために朝3時にテント撤収し4時出発。
北岳頂上は、きれいな雲海から富士山が頭を出していました。
しかし寒い!! テントでは温度計が0℃で、西風が吹き体感温度はー5℃ぐらいじゃないかと自分では思います。
雲海の風景がなんともいえない!!
富士山は遠くから見るのが一番いい!!
鳳凰三山(百名山)
北岳から間ノ岳方面を見る
頂上でのご来光に満足して、北岳山荘へ移動。
北岳小屋とテン場(今夜はここでゆっくり)
早くも7時に着き、テント撤収している方たちを見送った後、myテントを張り、
身を軽くして間ノ岳(あいのだけ)まで散歩です。
この稜線は富士山を左手に見ながら歩きます。
ここまでは約30分 左側に仙丈ケ岳・右側に甲斐駒ケ岳。
来た道をふり返り、右の山が北岳。
間ノ岳(あいのだけ)の広い山稜からは富士山がより大きく見えました。
約1時間30分で間ノ岳(あいのだけ)へ到着。
ここから農鳥岳に向かう人も多く、白峰三山(しらねさんざん)縦走の人気あるコースです。
これが農鳥岳(のうとりだけ)かな?
見事な北岳です。
北岳小屋は下の沢からポンプで水を汲み上げているため飲料水は助かります。
トイレはきれいですが、テン場へは風向きで匂いが少々漂ってきます。
テントも午後には満タン状態で、トイレの出入り口近くまでテントが・・・。
遅く来る人は、テントの場所探しが大変です。稜線までテントが・・・。
夜、少し降った雨が翌朝には凍っており、テントを撤収するとき大変でした。
気温0℃でした。
さあ! この日もいい天気です。雲海から富士山がばっちりです。
お湯を沸かしコーヒー飲んで7時に下山開始です。
この日も天気に恵まれ、最高~!!
山を下りるのがもったいない。
帰りのルートは八本歯のコルから、左俣コースでバットレスの絶壁を眺めながら急な丸太の階段をひたすら下ります。(ここを登ってくるコースはシンドイと思います)
狭い登山道
今にもこわれそうな丸太の階段ですが、なんとか大丈夫。ここは落石に注意です。
北岳バットレス(ここを登る登山者もいるのです)
冷蔵庫ほどの大きさの落石もあるとか・・・。マジ?
途中から大樺(おおかんば)沢沿いを歩くので気分よく自然の景色を楽しめますが、この辺りから足は筋肉痛と疲れでガクガクです。
この下りがなんと結構長いのです。
きれいな水が流れています。
北岳小屋を出発して約5時間で広河原山荘に到着し、お昼タイム。
ここでカツカレーをガッツリ食べ、バスの待つ広河原インフォメーションへ。
帰りのバスは3台待機していましたが、もう人でいっぱいになっており、約1時間バスを立ったまま芦安(あしやす)の駐車場まで帰りました。
14時台のバスはもっと混むとのことでした。
次は仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・鳳凰三山にぜひチャレンジしたいと思います。