2014.5.13 屋久島
日本の百名山 100番目の山、鹿児島県の屋久島にある宮之浦岳(1936m)をめざし、5日間の旅が始まりました。
飛行機で中部国際空港から鹿児島空港へ行き、高速バスで鹿児島港へ移動。
鹿児島港からは「トッピー&ロケット」の愛称でジェットフォイルの高速船で約2H、屋久島の宮之浦港へと到着しました。宿泊先の宿は安房地区(あんぼう)の民宿で、路線バスで移動。登山道具一式のザックはゆうパックの往復便を利用し、前もって宿に送り込んだため楽に宿までこれました。
安房にある山岳太郎ショップでガスを購入し(飛行機はガスボンベ持込み禁止)明日からの2泊3日の登山準備を宿の部屋で進めました。下山後もこの宿を最終日に利用することから、余分な荷物は預かってもらうことにして、安心して山に登る計画ができました。
高速船の船内
宿はきれいで、安心してぐっすり眠ることができました。
2日目 安房のバス停より路線バスで「ヤクスギランド」へ行きました。
ここでは約3時間のコースを歩き、太古の大自然と歴史を堪能しました。
切株更新・千年杉・ひげ長老・母子杉・仏陀杉・くぐり杉などの樹齢1000年以上のヤクスギを見て、午後のバスで紀元杉まで移動。バスはここで終点。
母子杉
仏陀杉
くぐり杉
バス終点の紀元杉から淀川登山口まで1.5Km 舗装された道を歩くこと約40分。
登山口で登山届を提出し淀川小屋まで40~50分で到着。屋久島では避難小屋を利用するか、テントで寝るかのどちらかです。管理人はいません。食糧は必ず持参すること。
水は谷の水でOK。トイレは利用できますが、あまり整備されておらずちょっと・・。今夜は15~16名ぐらいの方たちとご一緒に過ごすことになりました。ほとんどの方は次の小屋でも一緒になります。
とにかく胸まわりが太くて偉大なオーラを感じる!
歩くこと40分 淀川登山口
早くも先客がたくさん。
汚したら、自分が掃除してきれいに。 夜中にネズミが1匹運動会でした。
3日目、天気がくずれるとの予報で朝早く出発しましたが、途中から雨です。
花之江河(はなのえごう)は自然が作り出したすばらしい庭園。
黒味岳は今回はパス、いくつもの屋久島の奥深い山々を抜けようやく着いた宮之浦岳。
雨は、強い風とともに、下から吹き上げてくる雨。気温は12℃ほどで寒いです。
頂上は霧で何も見えませんでした。
せめてもの慰めは途中出会った「ヤクシカ・ヤクシマサル」が可愛らしかった。(小さいのが特徴)
ちなみに熊や、いのしし、キツネ、ウサギなどは生息していないとのことです。
あまり人を怖がらないですね。食事の邪魔にならないようしばらくの間、立ち去るのを待っていました。(登山道で堂々と食事中)
展望がなにもきかないままひたすら新高塚小屋を目指すことに。
もうかなり体力を消耗しています。・・・8時間ほどかかりました。
夜も雨が止むことなく、この日の新高塚小屋は大勢の人で詰めて詰めて入りました。
さすがにテントを張る人はいません。鹿も小屋近くで雨宿りをしてました。
ヤクシマサル
新高塚小屋
4日目、縄文杉を目指してガンバです。
夜明け前の暗いうちに電池をつけてさあ出発。
途中、高塚小屋があり休憩。ここも昨夜はいっぱいだったようです。
無料で泊まれる小屋はありがたい。平日にもかかわらずたくさんの登山客でにぎわってました。
朝日とともに雨も上がり始め、しばらく歩くとついに縄文杉が・・・。
柵が設置され、縄文杉の前には行けません。
朝日をあびて赤く染まった推定樹齢3000年~5000年以上という縄文杉!!
言葉にできないほど・・。 ここに、この場所に、太古の昔から何千年も風雨に耐えてきた雄姿は感動です。
ここより約1時間で「ウィルソン株」に到着です。
この切り株は中は空洞でかなり広く、祠が祭ってありました。
ハートマークはこの切り株の中で頑張って探してみてください。1か所からしかハートは見えません。
これより30分ほど下ると、森林鉄道に出てひたすら歩くことになります。
縄文杉:樹高25.3m 胸高の周囲16.4m 直径約5.2m(16.4÷3.14)
鉄道に出て約1時間歩くと、楠川(くすかわ)分岐より約1時間で辻峠。太鼓岩行けばよかったナァ・・・(後悔・・)。
ここまでくれば苔の森へ(こけのもり)へは15分ほど。
宮崎駿監督の「もののけの森」の舞台となった場所には白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)からきた多くの観光客がたくさん写真を撮っています。
白谷雲水峡の出口にすぐバス停がありますが、ここは食べてゆっくり過ごすお店などは1軒もありません。
ここまでは日数分の食糧が必要です。水は谷の水でOKですが、簡易トイレとペーパーは必ず持参を。
ヤクシカにはよく出会いました。
白谷雲水峡から宮之浦港までのバスは1日4便程度なので時間に注意です。
宮之浦からバスを乗り換え、安房へと向かいますが、もっと先の尾之間温泉(おないだおんせん)で一汗流すことに。
この温泉は、熱めのお湯で長風呂はできないうえ、石鹸・シャンプーの設備はないので行くなら持参すること。地元の方たちでにぎわってました。いい温泉です。
バスの時間を考えて、安房の宿へ戻り、宿の女将さんに無事下山の報告。
屋久島最後の夜は、こちらでできた友人と宿の大将と遅くまでにぎやかに飲みました。
お世話になりありがとうございました。
今回の宮之浦岳は、天気が悪く、景色は真っ白だったのでまたいつかリベンジです。
最終日、少々時間があったので路線バスで湯泊海浜温泉で入浴。(地元の先客一人?)そしてまたバスに乗り「大川の滝」”おおこのたき” を見学。
安房の町を散策して安房港より高速船トッピーで鹿児島港へ向かいました。
トッピーとは:こちらでトビウオのことです。
ロケットは:種子島。
トッピーのから揚げ
焼酎はやはりこれだね!(みたけ)
満潮時はこの温泉は海の中に沈んでしまいます。今がチャンスとばかりご一緒させていただきました。(少しぬるいから長風呂に適しているかも)
安房の街並み
澄んだきれいな川です。
鹿児島空港の足湯
夜の飛行機なので鹿児島空港で一杯。おいしいおつまみセットでした。
ヤクシマシャクナゲの咲く季節か、紅葉の季節に訪れたいものです。
2014.2.10 高見山(奈良・三重の県境)の霧氷・樹氷
関西のマッターホルン・・・!?
高見山の霧氷・樹氷は1月中旬~2月にかけて見頃。すばらしいです。
国道166号 杉谷の登山口から登りました。(7:00出発)
少しずつ雪が多くなってきました。
7:50 小峠(ことうげ)
小峠にある鳥居をくぐり、少々急登になってきます。ここから軽アイゼンつけました。
下りはここの分岐を間違えないこと。
2~3日前の雪がすばらしい樹氷を作っていました。
カラー写真ですが、白黒の世界です。
9:20 稜線・頂上はとても寒いです。ー5℃~ー10℃にもなります。
高角神社(たかすみじんじゃ) 1248.3m
すべてが凍りついてます。
避難小屋の上には展望台がありますが、寒い~!!!!!!
高見山の全貌
アクセス:
高見山へは松阪から国道166号を飯高町方面へ向い、高見トンネルを過ぎてしばらくすると、正福寺近くに杉谷バス停が右側にあります。ここにはトイレもあります。(山にはトイレなし)
駐車場はバス停少し手前(右側)に数台しか停めることができません。
平野という地区からも登山口があるようです。
下山後は平野地区にある「たかすみ温泉」まで足をのばし、ゆっくり温泉入って汗を流すとよいです。露天風呂もあります。(車で10分ほど)
高見トンネル付近は積雪または、道路が凍結してるので要注意です。(冬用タイヤ・チェーンは必須)
2013.9.26 テントデビューと奥穂高岳(3190m)
テントデビューは涸沢で!!
日本で高さ3番目の山、奥穂高岳をめざします。
7:30出発です。
徳澤園のソフトクリーム
11:30 本谷橋 (お昼休憩)
あと少しかな。
13:30 涸沢(からさわ)に到着しました。
3000m級の穂高の山々です。
テント場に到着。
2309mの涸沢カールでテントデビューです。 うれしい!!
涸沢ヒュッテのおでんは名物 生ビール最高!!
すぐとなりには涸沢小屋。
涸沢ヒュッテの展望テラス
9月27日 5:50 気温0℃ テントは寒かった。
穂高連峰に映えるモルゲンロート(ドイツ語で朝焼けの意味)
吊り尾根
ザイテングラートです。これが結構しんどいのです・・・。
8:15 ザイテンを登りきると、穂高岳山荘があります。
石畳み・小屋がすばらしい。標高は2983m
さて、奥穂高岳へ行くにはこの岩壁を登らなければなりません。
初めて見るこの岩壁に躊躇してしまいます。
岩には 〇 や ↑ 印 が記してあるので、ゆっくり登れば大丈夫。
途中1個所、頭ぶつけたところありました。痛かった・・・。
(ヘルメットが必要ですね)
急な岩を登りきると、歩きやすくなります。あと少しかな。
右側(岐阜県側)に落ちないように要注意です。
ジャンダルム 本当にここを行く人がいるのか・・・?
9/27 9:00 奥穂高岳 頂上
槍ヶ岳が写るように記念写真。360度のパノラマでした。
眼下に見えるのは出発した上高地。右に焼岳、遠くに乗鞍岳と御嶽山かな。。
遠くに富士山(ズームアップです)
吊り尾根と前穂高岳(3090m)
天気がよく、右に北穂高岳(3106m) 槍ヶ岳(3180m)が見えます。
下りはゆっくりと。
写真で見ると高度感がありますね。
涸沢は朝晩あまりに寒かったので、山を下り、徳澤園のキャンプ場でテン泊しました。
かっぱ橋と焼岳
百名山の焼岳 やけだけ(2455m)がきれいです。
上高地を流れる梓川(あずさがわ)は澄みきって本当にきれいです。
2012.7.29 白馬三山
白馬三山 コース。
白馬大雪渓 ⇒ 白馬岳(しろうまだけ)⇒ 杓子岳(しゃくしだけ)⇒ 鑓ヶ岳(やりがたけ)⇒ 白馬鑓温泉
2000年頃に登った白馬大雪渓~白馬岳~白馬大池~栂池 以来、登山復活のきっかけになるのか、初の単独登山です。
猿倉荘(さるくらそう)の近くの駐車場に車を止め登山届提出しAM5:15スタート。
AM6:30 白馬尻小屋
アイゼン装着し、ここからガンバです。
夏だというのに、冷蔵庫のなかぐらい涼しい。
白馬岳と白馬山荘が見えました。
PM12:00白馬山荘に到着。
久々の登山で足がパンパンに張ってます。疲れました。
山荘すぐ横のレストラン
山荘から15分ほどで白馬岳山頂に行けます。2932m
ご来光
7/30 2日目 白馬山荘AM6:00出発。
白馬頂上宿舎の裏側にあるテント場です。
杓子岳と白馬鑓ヶ岳 この二つの山を越えます。
杓子岳より来た道をふり返って、右が白馬岳、左が旭岳
次は白馬鑓ヶ岳(やりがたけ)
杓子岳(2812m) 頂上に行く道と、ショートカットコースがあります。
天狗山荘 ⇒ 不帰嶮(かえらずのけん)⇒ 唐松 次はこのコースを・・・。
白馬鑓頂上からふり返る 杓子岳と白馬岳
白馬鑓ヶ岳(2903m)
鑓温泉小屋に行く分岐です。
やっと、眼下に山小屋が見えました。
AM11:00到着。(はくばやりおんせん)標高2100mにある雲上の温泉です。
猿倉荘から直接来ても4~5時間かかります。
混浴OK(女性は水着つけて)
写真撮影OKいただいてから・・・。失礼します。
少し熱めの湯温です。
源泉かけ流し!!
夜は、電燈がないので、ライトが必要。
女性専用ですが、夜は男女入れ替え。(夜は真っ暗なのでライト必要)
朝食
男性用露天風呂はテント場から丸見えです。
小日向山(おびなたやま) *一部2013年の同時期の写真を使っています
梅雨が明けていないとこういう状況です。(2013年)
猿倉荘でかき氷。(疲れました~、)
帰り道に「おびなたの湯」へ立ち寄りました。野趣満点でいいお湯です。
*この鑓温泉小屋は、雪崩が発生する場所にあるため営業期間外は小屋を解体します。
雪解けとともに再び小屋を再建するプレハブ型の山小屋です。