2014.10.25 四国剣山
百名山の一つ 四国剣山(つるぎさん)から次郎笈(じろうぎゅう)~丸石~高ノ瀬~
三嶺(みうね)へと向かうコースです。
四国の屋根と呼ばれる剣山山系の主峰「剣山」は標高1955mで西日本第2の高さを誇ります。
徳島県の美馬から狭い道を見ノ越まで車で走り、見ノ越駐車場へ。(とにかく道が狭く、対向車が来るとすれ違う場所がないほど運転は要注意です)
駐車場からすぐ、この登山道があります。
この登山道入り口から登るのが王道かと・・・。 10/25 10:20スタート
今回時間の都合上、リフトでごめんなさい。すいすいと上の方まで。
紅葉のきれいな時期でした。
リフトを降りて30分~40分ほどで剣山山頂へ到着。
このミヤコザサに覆われたきれいな尾根を歩き、向こうに見える頂は次郎笈(じろうぎゅう)です。(昔、剣山を太郎笈と呼び、兄弟峰と呼ばれた頃もあったようです)
次郎笈から見る三嶺(みうね)は200名山で、剣山から約17Kmほどの距離があります。
見るからに遠いとおい山です。さあ、あそこまでガンバです。 12:00
気持ち良い稜線をひたすら歩きます。
13:45 丸石避難小屋。この場所から右方面に下山する登山道を下れば、祖谷(いや)の「かずら橋」に行きます。
今回はここに泊まらず、白髪避難小屋(しらがひなんこや)へ向かいます。
夕方になるとガスが発生し、登山道も見えにくくなってきた頃ですが、やっと白髪避難小屋に到着しました。
先客が多く入っており、満員状態、テントを持たずに来た方にスペースをゆずることに。僕ひとりテントです。朝は、5度ぐらいまで気温が下がりました。
小屋にいた方たちは人が多いせいか、暑かったとのこと。
この山にはトイレの設備がなく、見えないところで用を足さなければなりません。
朝、6:30出発です。三嶺(みうね)が近くに見えてます。(昨日はガスで見えていなかった)
白髪避難小屋をあとに・・・。
稜線をいくつもアップダウンしながらようやく三嶺の手前の最後の登り。
急な登りでシンドイです。
ようやく三嶺頂上(1893m)。 白髪避難小屋を出てから約2時間で到着。
まだまだ向こうに美しい稜線が続きますが、西熊山・天狗塚方面へは今回行きません。
水場もある「お亀岩避難小屋」があり、新しい小屋で快適だそうです。
三嶺小屋が見えます。ここでの宿泊がいいかもしれませんね。
当然、管理人はいないので掃除は自らが鉄則です。
小屋の中はきれいでした。
この三嶺のササがめちゃ美しく、ここまで頑張ってきた甲斐がありました。
もう一日泊まりたかったなあ。
さて、下山です。名頃(なごろ)まで約2時間。
樹林を抜け、モミ林を抜けたら2時間で「名頃」に到着。
「名頃」から路線バスで「見ノ越」まで戻る予定でしたが、香川県の親切な方に車で送っていただき感謝です。本当に助かりました。
途中車を降り、紅葉の写真を撮るなどし、親切な方に感謝。ありがとうございました。
2014.9.26 十勝岳
北海道 十勝岳(2077m)
白金温泉から車で望岳台(標高930m)まで行くと登山口があります。
この山は活火山。
この登山届の箱の中にノートが入っており、必要事項を記入します。
下山したら下山時間も書くようになっています。
避難小屋までは約1時間。
十勝岳の頂上が見えています。 草木は1本も生えていません。
昭和噴火口の横を歩きます。
十勝岳頂上。大きな岩がゴロゴロ転がっています。
前十勝の噴火口
こちらの方向は、遠くに雪が積もっている大雪山(旭岳)、手前が美瑛岳。
昭和噴火口
美瑛岳と美瑛富士
次はトムラウシ山へチャレンジ!!
こんなところも立ち寄るとおもしろいです。
青い池
北の国から 五郎の石の家
富良野ワイン工場
2014.9.23 大雪山系 (黒岳~北鎮岳)
紅葉の秋ということで、大雪山の層雲峡温泉から黒岳ロープウェイを利用し、黒岳めざしました。登ったそこは銀世界・・・。
早朝6時前だというのに、たくさんの観光客が訪れていました。
ロープウェイを降りると、リフトに乗り換えです。
標高をぐんぐん上げていきます。
気温も低く、寒い大雪山系の黒岳です。
約1時間少しで頂上へ。 ・・・真っ白な頂上に驚きました。
遠くの真っ白な山が北鎮岳(ほくちんだけ) あそこまで行きます。
アイゼンは持参せず。
黒岳から北鎮岳(2244m)まで約2時間。(深いところは20cmほどの積雪でした)
このお鉢を回った向こうに大雪山の主峰 旭岳(2290m)があります。
さて帰り道です。朝の雲海もすっかりなくなり、北海道の山々がよく見えます。
雪景色と紅葉が同居している黒岳でした。
黒岳温泉で一汗流し、疲れをとりました。駐車場には鹿がでてきてました。
2014.9.20 北海道 利尻山(通称:利尻富士)
2014.9.19 礼文島からみた利尻山です。
この写真は、吉永小百合さん主演の映画「北のカナリアたち」 の礼文島・ロケ現場の小学校の校舎です。利尻富士が一番美しく見えるここ「北のカナリアパーク」はこの映画の記念に保存・公開されている礼文島の南端に位置します。
利尻島にもっとも近いこの場所からは、利尻富士が美しく凛と見ることができ、ブランコに乗ってぼんやりするのもいいでしょう。
自分の小学校の頃を思い出すにちがいありません。ぜひ、訪れてみてください。
何かが見えるかもしれませんよ・・・。
礼文島から利尻へ渡るフェリーからみた景色。
いよいよ明日、あの頂へとチャレンジです。
利尻島の港は、鴛泊港(おしどまりこう)です。
利尻の宿泊先のペンション「レラモシリ」さんの裏側の景色。
すてきなペンションです。
食堂も、めちゃおしゃれな雰囲気です。
シングルルーム とてもきれいで、お風呂は温泉です。(共同の風呂)
登山の朝は早い。AM4時ごろだったかな~・・・ロビー集合でした。
宿の女将さんが登山客6~7名乗せ、登山口まで送ってくれます。
出発はAM5時!まだ暗いです。
今日は、礼文島もはっきりと見えるようです。
登山道は狭いですが、はっきりとしていて迷うことはありません。
しかし木の枝が低いため、何度か木に頭をぶつけました。
大きなザックは木が低いのでかがむケースが多いから、向かないかもしれません。
トイレブース。携帯用トイレで環境保護です。
携帯トイレは持参したが、まだ使ったことはありません。
1218m付近 頂上はため息がでるほどまだ高いところにある。
ここからが正念場!! 本当に正念場だった・・・。
風が強く寒い! 雨ガッパを着て寒さをしのいだ。
帰り道に気付いたのだが、この右側の下は、えぐれており、いつ崩落してもおかしくないような登山道に思えた。
土が滑りやすく、登りにくい箇所もあった。
登山道が崩れやすいため、整備されている。
山頂まであと少しか!!と期待は膨らむが、周りが見えない。
急こう配となり、山頂がうっすら見えた。
若い人たちが僕の撮る写真にポーズをとってくれた。 せ~の・・パシャ!!
すばらしい写真です。ありがとう。
ん・・・? あなたはもしかして羅臼岳で一緒になった方じゃないですか・・・?
は~いそうです。奇跡の再会、1週間ぶり、こんなところで会うとは。
ガスっていましたが、時々晴れ間がみえる・・シャッターチャ~ンス!!
美しい礼文島の全景です。
島の左(南)に「北のカナリアパーク」があります。
鴛泊(おしどまり)港が見えます。
右の方向に見えるのは北海道の本島、稚内です。
振り返ると利尻山の頂が遠くに見える。
早朝、暗くてわからなかった甘露泉水、お水をいただくことに。
渇いたのどには一番のご褒美。 あ~・・・まいう~。です。
お昼のお弁当を作ってくれたペンションの女将さんのおにぎりがしょっぱくてすごくおいしかった。
登山口まで迎えに来ていただき、港まで送ってくれました。ありがとうございました。
利尻山頂には再び雲がかかってました。
疲れた体に、礼文島の夕日が心なごませてくれます。
また何年後かに訪れた時も、このままの大自然であることを心より願います。
2014.9.15 北海道 「羅臼岳」 と 「知床五胡」
この正面に見える山が世界自然遺産(2005.7に世界遺産に登録)の知床連峰の主峰 百名山「羅臼岳」らうすだけ。
1660mのパノラマからは、知床半島をはじめ北方領土まで見渡せる360度の大展望。
ということで、知床自然センターから車で岩尾別温泉Pに車を停め、AM5時 木下小屋を出発しました。
岩尾別登山口で登山届提出(日帰り登山です)
必ず、クマ鈴はつけた方が良い。
熊の出没頻度が高いようです。
ジグザグの坂を標高あげていきます。
銀冷水あたりからまたヒグマに会う確率が高くなるらしい。要注意です。
狭いが、テン場あり(3張りぐらい)(こんなところでテント張れるか!)
下は晴れていたが、雲がかかりだしました。
登山道を整備している方がいました。お疲れ様です~。
このあたりググッと標高を上げます。
険しくなってきましたが、ルートはしっかりしてます。
この岩の上が羅臼岳の頂上。
この羅臼平(らうすだいら)よりあと1時間です。
少し広いテント場となっています。
何となく獣の匂いがしてヒグマが出そうな気がします。
一人じゃ怖いです。(無理・・・)
食糧・料理の匂いでテントを襲うこともこともあるので、フードロッカーが備えられています。
テント内やテントのそばでは料理をしない!
が鉄則で、このフードロッカーに利用し食糧を一時保管するようです。
頂上近くなると、溶岩ドームが盛り上がり迫力ある奇岩、巨岩の積み重なった山頂になります。
羅臼平を眼下に。
適当な岩を選び、ぴょんぴょんと頂上向けて歩きます。
羅臼岳頂上です。1660mからの大パノラマは、360度の雲海でした。
知床の海が見たかった!
中部山岳の3000m級に匹敵するするほどの景色です。
知床連山がマチュピチュのように見えます。
雲の遠くに見える山の頂は、国後(くなしり)の山でしょう。
ロシア領土で渡航不可なんですよね。
宇宙なのか、海なのかよくわからんブルーの水平線か?
地球は丸い。
羅臼岳頂上ではすばらしい雲海にしばらく放心状態でした。
寒いので防寒はしっかりと。
みんなでバイバイと下山する人にお別れを・・・。
後日、大分県の方からこの写真をメールで送っていただきました。(ありがとう)
1週間後に別の山で奇跡の再会があるとはこの時思っていませんでした。
頂上ではみんな友達です。
オホーツク海を走る知床の遊覧船かな。
ウトロ港に向かっています。
2015.9.16 知床五胡を散策。
フィールドハウスで約30分ほど講習を受けて知床五胡を散策します。
この講習は主にヒグマと不幸にも出会った時の対処の仕方を勉強します。
映像でのテントを襲うヒグマ、ソーセージ事件など人間と自然界のルールを教わります。講習終了許可証を持って、入り口でチェック!!
さあ出発です。
どんぐりなどが ぽたぽた落ちてきます。
自然そのままの景観です。
一湖・二湖は一般観光客の方でにぎわっています。
ここは講習なくても行くことができます。
ヒグマ発見情報が入ると知床五胡は回れません。
一湖のみの観光となるようです。
高架歩道が作られ、ヒグマが入れないよう設計されてます。(一湖のみ)
知床連山が見えます。右側の山が羅臼岳です。
羅臼岳のズームアップ
三ッ峰 ズームアップ
知床五胡をゆっくり約2時間でまわり堪能できました。
羅臼岳から知床連山の硫黄岳のルートにて行方不明者2名が予定日になっても下山していないと、TVでニュースになっていました。
3日後自力で下山したらしいですが、硫黄岳方面へ行かれる方は迷いやすい道があるようなので、注意を払ってください。
この時期、鮭漁で沖に出ていく船のエンジン音が羅臼の山によく聞こえてきます。
もう一度天気の良い羅臼岳のパノラマを見たいもんです。
2014.9.3 立山(3015m)
立山~剱岳の予定でしたが、剱岳(つるぎだけ)2999mは下り坂の天気により断念!
今回は、室堂平(むろどうだいら)⇒ 雄山(おやま)⇒ 大汝山(おおなんじやま)
⇒ 富士ノ折立 ⇒ 真砂岳 ⇒ 別山 ⇒ 剱沢キャンプ場 ⇒ 室堂平バスターミナルのコース
立山ケーブルカーに乗り(7分)、美女平からバスに乗り換えて室堂平まで行きます。
往復切符4,310円と手荷物台が別途必要(10Kg以上300円)
この山々の総称を立山と言います。
室堂平から約2時間で雄山頂上へ。
雄山神社(3003m)
雄山神社でで山の安全祈願を受けました。(もちろん有料です)
大汝山(おおなんじやま)3015m
大汝休憩所:映画「春を背負って」の舞台となった山小屋(2014年)
ガスで見えません
晴れていれば最高の尾根歩きです。
別山(2874m)
別山から急登を約1時間降りると、剱沢キャンプ場。
岩と雪の殿堂 剱岳(つるぎだけ)2999mが目の前にそびえたちます。
今夜はここでテン泊です。明日天気が良ければ剱岳にアタックですが・・・
天気は下り坂、無理せず断念! 今度来る!! 雨が降る前に退散するとします。
下に見えるのは雷鳥沢と地獄谷
ミクリガ池と立山ホテル(室堂ターミナル)が見えます。
すばらしい立山連峰です。
みくりがいけ池温泉で汗を流すことにします。
癒されます・・・。
富山の白エビのから揚げセット これが最高にうまいんです~!! まいう~
立山ホテル
かわいい装飾のケーブルカーでした。
次回は、剱岳へチャレンジします。
2014.7.28 槍ヶ岳
2014.7.28~8.1 槍ヶ岳~大喰岳(おおばみだけ)~中岳~南岳の縦走です。
上高地バスターミナル(6:00)出発!
槍沢ロッジ(テント無しなら槍沢ロッジで宿泊がいいと思います)
今日は、ババ平の槍沢キャンプ地でテン泊します。
上高地から5時間30分ほどです。
水場・トイレ(1個)はありますが、テン場は広くないので早めに到着した方がよいです。
7月29日 6時出発です。
美しい山々が見えてきました。このあたりから雪渓を少し歩きます。
8:50 ようやく槍ヶ岳が見えてきました。感動です!!
ここからがまだまだ大変です。
殺生ヒュッテとテン場
もう少し頑張って槍ヶ岳山荘へ。
ようやく槍ヶ岳山荘へ。
山小屋へ物資を運ぶヘリ。
ザックは小屋に置き、いよいよ槍ヶ岳山頂へチャレンジ!!
岩をつかみ、三点支持で登ります。
垂直に近いハシゴを2本登ります。
左側は登り専用、右側は下り専用のハシゴです。
けっこう高度感があります。
せまい頂上の両端は切り立っています。落ちないように・・・
360度のいい眺めです。
明日、この稜線を歩きます。穂高連峰の険しい山々が遠くに見えます。
西鎌尾根を歩けば、双六岳(すごろく)・鷲羽岳方面へ。
槍ヶ岳(3180m)
槍ヶ岳山荘の軽食メニューです。生ビール1,000円。
ビールもカレーもうまい!!
今日は、槍ヶ岳山荘でお世話になります。
ここのテン場は場所指定なので必ず受付を通さないといけません。
険しい場所にテン場あり、野趣満点です。
本日の山の最高気温13℃、最低気温5℃ 都会では猛暑なんだろうな~。
ここは最高のビアガーデンです。
夕日が沈む前の風景
7月30日 4:51 日の出
雄大な笠ヶ岳(かさがたけ)2897m
南岳まで縦走します。
おおばみだけ(3101m)
槍ヶ岳がすばらしい。
中岳(3084m)
気持ちいい稜線。
南岳(3032m)
今日のテン泊の場所、南岳小屋が見えました。
ここから先が大キレットで、正面の岩を登り北穂高岳へ行くコース。
穂高の荒々しい岩稜が圧巻!!(北穂高小屋までは約3時間30分ぐらい)
槍ヶ岳山荘から南岳山荘までは約3時間ほどで到着します。
午後からはガスが出始めました。夜はぐっと冷え込み寒いです。
7月31日 朝5:32 ガスで周りが見えないその時、(太陽を背にして)
初めて見るブロッケン現象。
自分の影に光の輪が・・・。10分ほど繰り返し見え隠れしてました。
ガスもすっかりとれて、今日も最高の天気。
南岳小屋のスタッフの方たちはアットホームな雰囲気でとても明るく、朝から元気をもらい、よき出発となりました。
帰りは、少し戻り、南岳から天狗原を降りるコースです。
北穂高岳の頂上に北岳小屋が見えます。よくぞあそこに小屋を作ったもんだ。
一度、北岳小屋で宿泊したいです。
ここから急登な下りが続きます。
徳澤園でゆっくり。ここでテン泊です。
夕食(おでん定食)を予約。
最終日 8月1日 6:30出発、上高地バスターミナルへと向かいます。
この徳沢キャンプ場はトイレ・水の設備がとてもよく、お気に入りです。
徳沢園もきれいな宿です。
おさるさんも端を歩き、なかなかのマナーです。
すばらしい上高地ともお別れですが、また何度も来ます。
健脚な人なら1泊2日でこのコースも行くのでしょうが、たっぷりの時間と天気の良さにのんびりしました。
次は、岳沢から重太郎新道を登り、前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳~大キレット~南岳~槍ヶ岳を縦走したいもんです。
2014.5.13 屋久島
日本の百名山 100番目の山、鹿児島県の屋久島にある宮之浦岳(1936m)をめざし、5日間の旅が始まりました。
飛行機で中部国際空港から鹿児島空港へ行き、高速バスで鹿児島港へ移動。
鹿児島港からは「トッピー&ロケット」の愛称でジェットフォイルの高速船で約2H、屋久島の宮之浦港へと到着しました。宿泊先の宿は安房地区(あんぼう)の民宿で、路線バスで移動。登山道具一式のザックはゆうパックの往復便を利用し、前もって宿に送り込んだため楽に宿までこれました。
安房にある山岳太郎ショップでガスを購入し(飛行機はガスボンベ持込み禁止)明日からの2泊3日の登山準備を宿の部屋で進めました。下山後もこの宿を最終日に利用することから、余分な荷物は預かってもらうことにして、安心して山に登る計画ができました。
高速船の船内
宿はきれいで、安心してぐっすり眠ることができました。
2日目 安房のバス停より路線バスで「ヤクスギランド」へ行きました。
ここでは約3時間のコースを歩き、太古の大自然と歴史を堪能しました。
切株更新・千年杉・ひげ長老・母子杉・仏陀杉・くぐり杉などの樹齢1000年以上のヤクスギを見て、午後のバスで紀元杉まで移動。バスはここで終点。
母子杉
仏陀杉
くぐり杉
バス終点の紀元杉から淀川登山口まで1.5Km 舗装された道を歩くこと約40分。
登山口で登山届を提出し淀川小屋まで40~50分で到着。屋久島では避難小屋を利用するか、テントで寝るかのどちらかです。管理人はいません。食糧は必ず持参すること。
水は谷の水でOK。トイレは利用できますが、あまり整備されておらずちょっと・・。今夜は15~16名ぐらいの方たちとご一緒に過ごすことになりました。ほとんどの方は次の小屋でも一緒になります。
とにかく胸まわりが太くて偉大なオーラを感じる!
歩くこと40分 淀川登山口
早くも先客がたくさん。
汚したら、自分が掃除してきれいに。 夜中にネズミが1匹運動会でした。
3日目、天気がくずれるとの予報で朝早く出発しましたが、途中から雨です。
花之江河(はなのえごう)は自然が作り出したすばらしい庭園。
黒味岳は今回はパス、いくつもの屋久島の奥深い山々を抜けようやく着いた宮之浦岳。
雨は、強い風とともに、下から吹き上げてくる雨。気温は12℃ほどで寒いです。
頂上は霧で何も見えませんでした。
せめてもの慰めは途中出会った「ヤクシカ・ヤクシマサル」が可愛らしかった。(小さいのが特徴)
ちなみに熊や、いのしし、キツネ、ウサギなどは生息していないとのことです。
あまり人を怖がらないですね。食事の邪魔にならないようしばらくの間、立ち去るのを待っていました。(登山道で堂々と食事中)
展望がなにもきかないままひたすら新高塚小屋を目指すことに。
もうかなり体力を消耗しています。・・・8時間ほどかかりました。
夜も雨が止むことなく、この日の新高塚小屋は大勢の人で詰めて詰めて入りました。
さすがにテントを張る人はいません。鹿も小屋近くで雨宿りをしてました。
ヤクシマサル
新高塚小屋
4日目、縄文杉を目指してガンバです。
夜明け前の暗いうちに電池をつけてさあ出発。
途中、高塚小屋があり休憩。ここも昨夜はいっぱいだったようです。
無料で泊まれる小屋はありがたい。平日にもかかわらずたくさんの登山客でにぎわってました。
朝日とともに雨も上がり始め、しばらく歩くとついに縄文杉が・・・。
柵が設置され、縄文杉の前には行けません。
朝日をあびて赤く染まった推定樹齢3000年~5000年以上という縄文杉!!
言葉にできないほど・・。 ここに、この場所に、太古の昔から何千年も風雨に耐えてきた雄姿は感動です。
ここより約1時間で「ウィルソン株」に到着です。
この切り株は中は空洞でかなり広く、祠が祭ってありました。
ハートマークはこの切り株の中で頑張って探してみてください。1か所からしかハートは見えません。
これより30分ほど下ると、森林鉄道に出てひたすら歩くことになります。
縄文杉:樹高25.3m 胸高の周囲16.4m 直径約5.2m(16.4÷3.14)
鉄道に出て約1時間歩くと、楠川(くすかわ)分岐より約1時間で辻峠。太鼓岩行けばよかったナァ・・・(後悔・・)。
ここまでくれば苔の森へ(こけのもり)へは15分ほど。
宮崎駿監督の「もののけの森」の舞台となった場所には白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)からきた多くの観光客がたくさん写真を撮っています。
白谷雲水峡の出口にすぐバス停がありますが、ここは食べてゆっくり過ごすお店などは1軒もありません。
ここまでは日数分の食糧が必要です。水は谷の水でOKですが、簡易トイレとペーパーは必ず持参を。
ヤクシカにはよく出会いました。
白谷雲水峡から宮之浦港までのバスは1日4便程度なので時間に注意です。
宮之浦からバスを乗り換え、安房へと向かいますが、もっと先の尾之間温泉(おないだおんせん)で一汗流すことに。
この温泉は、熱めのお湯で長風呂はできないうえ、石鹸・シャンプーの設備はないので行くなら持参すること。地元の方たちでにぎわってました。いい温泉です。
バスの時間を考えて、安房の宿へ戻り、宿の女将さんに無事下山の報告。
屋久島最後の夜は、こちらでできた友人と宿の大将と遅くまでにぎやかに飲みました。
お世話になりありがとうございました。
今回の宮之浦岳は、天気が悪く、景色は真っ白だったのでまたいつかリベンジです。
最終日、少々時間があったので路線バスで湯泊海浜温泉で入浴。(地元の先客一人?)そしてまたバスに乗り「大川の滝」”おおこのたき” を見学。
安房の町を散策して安房港より高速船トッピーで鹿児島港へ向かいました。
トッピーとは:こちらでトビウオのことです。
ロケットは:種子島。
トッピーのから揚げ
焼酎はやはりこれだね!(みたけ)
満潮時はこの温泉は海の中に沈んでしまいます。今がチャンスとばかりご一緒させていただきました。(少しぬるいから長風呂に適しているかも)
安房の街並み
澄んだきれいな川です。
鹿児島空港の足湯
夜の飛行機なので鹿児島空港で一杯。おいしいおつまみセットでした。
ヤクシマシャクナゲの咲く季節か、紅葉の季節に訪れたいものです。
2014.2.10 高見山(奈良・三重の県境)の霧氷・樹氷
関西のマッターホルン・・・!?
高見山の霧氷・樹氷は1月中旬~2月にかけて見頃。すばらしいです。
国道166号 杉谷の登山口から登りました。(7:00出発)
少しずつ雪が多くなってきました。
7:50 小峠(ことうげ)
小峠にある鳥居をくぐり、少々急登になってきます。ここから軽アイゼンつけました。
下りはここの分岐を間違えないこと。
2~3日前の雪がすばらしい樹氷を作っていました。
カラー写真ですが、白黒の世界です。
9:20 稜線・頂上はとても寒いです。ー5℃~ー10℃にもなります。
高角神社(たかすみじんじゃ) 1248.3m
すべてが凍りついてます。
避難小屋の上には展望台がありますが、寒い~!!!!!!
高見山の全貌
アクセス:
高見山へは松阪から国道166号を飯高町方面へ向い、高見トンネルを過ぎてしばらくすると、正福寺近くに杉谷バス停が右側にあります。ここにはトイレもあります。(山にはトイレなし)
駐車場はバス停少し手前(右側)に数台しか停めることができません。
平野という地区からも登山口があるようです。
下山後は平野地区にある「たかすみ温泉」まで足をのばし、ゆっくり温泉入って汗を流すとよいです。露天風呂もあります。(車で10分ほど)
高見トンネル付近は積雪または、道路が凍結してるので要注意です。(冬用タイヤ・チェーンは必須)
2013.9.26 テントデビューと奥穂高岳(3190m)
テントデビューは涸沢で!!
日本で高さ3番目の山、奥穂高岳をめざします。
7:30出発です。
徳澤園のソフトクリーム
11:30 本谷橋 (お昼休憩)
あと少しかな。
13:30 涸沢(からさわ)に到着しました。
3000m級の穂高の山々です。
テント場に到着。
2309mの涸沢カールでテントデビューです。 うれしい!!
涸沢ヒュッテのおでんは名物 生ビール最高!!
すぐとなりには涸沢小屋。
涸沢ヒュッテの展望テラス
9月27日 5:50 気温0℃ テントは寒かった。
穂高連峰に映えるモルゲンロート(ドイツ語で朝焼けの意味)
吊り尾根
ザイテングラートです。これが結構しんどいのです・・・。
8:15 ザイテンを登りきると、穂高岳山荘があります。
石畳み・小屋がすばらしい。標高は2983m
さて、奥穂高岳へ行くにはこの岩壁を登らなければなりません。
初めて見るこの岩壁に躊躇してしまいます。
岩には 〇 や ↑ 印 が記してあるので、ゆっくり登れば大丈夫。
途中1個所、頭ぶつけたところありました。痛かった・・・。
(ヘルメットが必要ですね)
急な岩を登りきると、歩きやすくなります。あと少しかな。
右側(岐阜県側)に落ちないように要注意です。
ジャンダルム 本当にここを行く人がいるのか・・・?
9/27 9:00 奥穂高岳 頂上
槍ヶ岳が写るように記念写真。360度のパノラマでした。
眼下に見えるのは出発した上高地。右に焼岳、遠くに乗鞍岳と御嶽山かな。。
遠くに富士山(ズームアップです)
吊り尾根と前穂高岳(3090m)
天気がよく、右に北穂高岳(3106m) 槍ヶ岳(3180m)が見えます。
下りはゆっくりと。
写真で見ると高度感がありますね。
涸沢は朝晩あまりに寒かったので、山を下り、徳澤園のキャンプ場でテン泊しました。
かっぱ橋と焼岳
百名山の焼岳 やけだけ(2455m)がきれいです。
上高地を流れる梓川(あずさがわ)は澄みきって本当にきれいです。