2014.9.15 北海道 「羅臼岳」 と 「知床五胡」
この正面に見える山が世界自然遺産(2005.7に世界遺産に登録)の知床連峰の主峰 百名山「羅臼岳」らうすだけ。
1660mのパノラマからは、知床半島をはじめ北方領土まで見渡せる360度の大展望。
ということで、知床自然センターから車で岩尾別温泉Pに車を停め、AM5時 木下小屋を出発しました。
岩尾別登山口で登山届提出(日帰り登山です)
必ず、クマ鈴はつけた方が良い。
熊の出没頻度が高いようです。
ジグザグの坂を標高あげていきます。
銀冷水あたりからまたヒグマに会う確率が高くなるらしい。要注意です。
狭いが、テン場あり(3張りぐらい)(こんなところでテント張れるか!)
下は晴れていたが、雲がかかりだしました。
登山道を整備している方がいました。お疲れ様です~。
このあたりググッと標高を上げます。
険しくなってきましたが、ルートはしっかりしてます。
この岩の上が羅臼岳の頂上。
この羅臼平(らうすだいら)よりあと1時間です。
少し広いテント場となっています。
何となく獣の匂いがしてヒグマが出そうな気がします。
一人じゃ怖いです。(無理・・・)
食糧・料理の匂いでテントを襲うこともこともあるので、フードロッカーが備えられています。
テント内やテントのそばでは料理をしない!
が鉄則で、このフードロッカーに利用し食糧を一時保管するようです。
頂上近くなると、溶岩ドームが盛り上がり迫力ある奇岩、巨岩の積み重なった山頂になります。
羅臼平を眼下に。
適当な岩を選び、ぴょんぴょんと頂上向けて歩きます。
羅臼岳頂上です。1660mからの大パノラマは、360度の雲海でした。
知床の海が見たかった!
中部山岳の3000m級に匹敵するするほどの景色です。
知床連山がマチュピチュのように見えます。
雲の遠くに見える山の頂は、国後(くなしり)の山でしょう。
ロシア領土で渡航不可なんですよね。
宇宙なのか、海なのかよくわからんブルーの水平線か?
地球は丸い。
羅臼岳頂上ではすばらしい雲海にしばらく放心状態でした。
寒いので防寒はしっかりと。
みんなでバイバイと下山する人にお別れを・・・。
後日、大分県の方からこの写真をメールで送っていただきました。(ありがとう)
1週間後に別の山で奇跡の再会があるとはこの時思っていませんでした。
頂上ではみんな友達です。
オホーツク海を走る知床の遊覧船かな。
ウトロ港に向かっています。
2015.9.16 知床五胡を散策。
フィールドハウスで約30分ほど講習を受けて知床五胡を散策します。
この講習は主にヒグマと不幸にも出会った時の対処の仕方を勉強します。
映像でのテントを襲うヒグマ、ソーセージ事件など人間と自然界のルールを教わります。講習終了許可証を持って、入り口でチェック!!
さあ出発です。
どんぐりなどが ぽたぽた落ちてきます。
自然そのままの景観です。
一湖・二湖は一般観光客の方でにぎわっています。
ここは講習なくても行くことができます。
ヒグマ発見情報が入ると知床五胡は回れません。
一湖のみの観光となるようです。
高架歩道が作られ、ヒグマが入れないよう設計されてます。(一湖のみ)
知床連山が見えます。右側の山が羅臼岳です。
羅臼岳のズームアップ
三ッ峰 ズームアップ
知床五胡をゆっくり約2時間でまわり堪能できました。
羅臼岳から知床連山の硫黄岳のルートにて行方不明者2名が予定日になっても下山していないと、TVでニュースになっていました。
3日後自力で下山したらしいですが、硫黄岳方面へ行かれる方は迷いやすい道があるようなので、注意を払ってください。
この時期、鮭漁で沖に出ていく船のエンジン音が羅臼の山によく聞こえてきます。
もう一度天気の良い羅臼岳のパノラマを見たいもんです。